『ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞』データベースの目的


 視覚情報が重要な地位を占める21世紀において、英語教育に映画を活用するツールとしてのデータベースは必須のファイル・システムである。
 本データベースの役割は、忙しい英語教師の「どういう映画なのか今すぐに知りたい」という要求にこたえることである。
 目的においては、英語および英語文化関連の授業の使用に適し、映画自体が研究の対象になる高品質の作品を体系化することにある。
 したがって単なる映画愛好家向けではなく、映画による英語教育に役立つ作品を厳選して供給することを趣意とする。
 本サイトの趣旨に即した基準を持つ『ニューヨーク映画批評家協会賞』(New York Film Critics Circle Awards)において「作品賞」を受賞した映画を各年代順にデータベース化する。
 ニューヨーク映画批評家協会賞は、批評家が選ぶ賞として1935年に設立された最も古い批評家協会賞である。同賞は、娯楽性よりも芸術性や社会性に優れた作品を選ぶことで定評がある。


【データの特徴】
*映画事項データ:1935年から現在までの日・英の題名、スタッフ、キャスト、画像(DVDおよびBlu-ray の表紙)、カラー/モノクロ、所要時間、ストーリー、時代設定、場所、社会背景、文化的背景、使用言語、テーマ、みどころ、印深いせりふ、 授業教材用メリット、授業教材用デメリット、映像入手元、原作の有無、支持反応、 キーワードを付記する。

*すべての作品は、データ記述者が少なくとも一度は鑑賞したものである。未見未入手 作品は原則として存在しない。日本で発売されていない場合は、海外から取り寄せ て見ている。

*客観的情報の他に、記述者独自の主観的視点と見解を付加する。

*データベースの名称を『ニューヨーク映画批評家協会賞作品賞データベース』とし、『シェヘラザードのシネマデータベース』の一部とする。

*『シェヘラザードのシネマデータベース』は『J.シミズの映画レビュー』、『シネマの千夜一夜』の姉妹編であり、執筆、運営および管理責任は清水純子にある。


【データベースの専門性】
*授業と研究に役立つ専門的データを備える。
*ニューヨーク映画批評家協会賞「作品賞」受賞作品を1935年から現在に至るまで 網羅して、データ化する。
*映画の社会背景、文化的背景、テーマ、みどころ、使えるせりふ(英語で提示)、 授業用材としてのメリットとデメリット、支持反応(データベース作成時の Rotten Tomatoes、metarcritic 平均評価)が特記される。


【データベースの有効・寄与
*「映画英語教育」の授業用資料および研究資料として有効である。
*「英語学」「英文学」「文化論」「地域研究」「コミュニケーション論」の授業用 および研究資料として有効な手引きになる。


【委員名】
清水 純子(映画レビュアー、筑波大学文学博士)


【委員会で委員が担当する業務】
*ニューヨーク映画批評家協会賞「作品賞」受賞データを迅速に完成および追加する。
*英語圏文学、歴史、言語、社会分野にかかわる映画文化データの蓄積に対応する。
*データベース・システムの改善に留意する。


                        執筆および管理責任 清水純子



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